この章ではMeta広告の主なメニューの簡単な使い方について解説します。
Meta広告は様々なツールがあり、最初から全てのツールを覚えるのは大変です。ただ実際によく使うツールは限られており、それらをマスターすれば基本的な運用はOKです。
なお、良く使うツールはショートカットとしてまとめられています。
画面のどこかにある三本線(ハンバーガーメニュー)をクリックすれば、ほぼ必要なページにアクセスできる
(※)ショートカットに表示されるツールは、使う頻度によって入れ替わります。ここに無い場合は、その下に表示されたリストから探してください。
この章で紹介するメニューを整理したのが下図です。
1つずつ簡単に解説します。
広告マネージャ
- 広告の出稿、管理
- 広告パフォーマンスの分析
- レポートの作成
広告マネージャは、Meta 広告の中心的なツールです。おそらくこの先最も開くツールとなるでしょう。
広告の出稿管理広告パフォーマンスの分析レポートの作成などを行います。
なお広告マネージャにはiOSやAndroidのアプリもあります。スマホやタブレットにインストールすれば外出先でも広告の状況を確認できます。
アプリでも編集はできますが、よほどのことがない限りスマホでの編集はおすすめしません。うっかり触って広告を止めてしまったり、意図しない設定変更をしてしまう恐れがあるからです。
ビジネス設定
- 利用者の管理
- 支払いの管理
- アカウント、ページの管理
利用者の管理支払いの管理アカウントや Facebook ページの管理などを行います。
初期設定の段階でよく開きますが、特に変更がない限り通常状態では開くことはありません。
公式サイトの説明はこちら > Meta社HP|Metaビジネスマネージャのビジネス設定について
イベントマネージャ
- イベントデータの確認、管理
- カスタムイベントのチェック
カスタムイベントを作成した後のチェックするのによく使います。
設定したカスタムイベントのデータの発火具合などもグラフでチェックできます。
公式サイトの説明はこちら >Meta社HP|Metaイベントマネージャについて
テスト
- A/Bテストの設定
- A/Bテスト結果分析ページの管理
AB テストの設定をするツールです。
- A/Bテスト
- A/Bテストとは、広告の要素のうち何か1つだけ違いを持たせ残りは同条件で作成し、パフォーマンスの差を比較する方法です。
変更箇所が増えると組み合わせが倍々と増えていきます。
5つまで同時にテストできます。
このツールを起動せずに、広告マネージャでの広告作成段階でA/Bテストを設定することもできます。
ただ、広告作成と AB テスト設定を同時にすすめるのはおすすめしません。広告の審査が通らなかったりした場合に、作り直す手間がかかるからです。
できれば広告マネージャーを操作する時は広告を出稿することに集中し、 広告が全て完成してからこちらのメニューで A/B テストを設定することが確実です。
オーディエンス
- オーディエンス
- オーディエンスとは、広告を配信する「読者の囲い込み」の設定を意味します。
オーディエンスの作り方によって広告のパフォーマンスは大きく変わります。
- 詳細ターゲットでのオーディエンス作成
- イベントデータからのオーディエンス作成
- 類似オーディエンス作成
オーディエンスを設定管理するツールです。
広告マネージャーでもオーディエンスを作成/編集できます。
ただ、広告作成とオーディエンスの作成/編集を同時に進めるのはおすすめしません。広告作成段階では設定する項目が多いため、オーディエンスの設定が手薄になりやすいからです。
オーディエンス設定は非常に重要なため、出稿前に十分検討して作成し、広告作成時はそのオーディエンスを呼び出してセットすることをおすすめします。
以上、5つの基本画面を知っておけば、普段の運用はOKです。